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公開日:2020年2月16日
最終更新日:2020年4月30日

自分を変えるための自傷:「故意に自分の健康を害する症候群」(Deliberate Self-Harmsyndrome)

【自傷】アディクション(嗜癖)としての飲酒と、心理的課題への取り組み

自傷行為は、現在では一種の「アディクション」として捉えられています。

アディクションとは、「生活の中の苦痛を乗り越えるための行為(嗜癖)」です。

「自傷」と聞くとリストカットやボディカットを思い浮かべる方もおられると思います。しかし現在ではそれにとどまらず「アルコールの乱用」や「食行動の異常」も「故意に自分の健康を害する症候群」(Deliberate Self-Harmsyndrome)として、自傷に含むという考え方が主流です。

漠然とした「イヤな感じ」を一時的に断ち切るためのアディクション(スイッチを切り替える)

その理由の多くは、アディクションは日常の「ムード」を変えるために行われるからです。

当事者は、毎日の生活について、平常運転のはずが、実は平常ではなくて、常に「漠然としたネガティブな感情」を抱えています。

嫌なことがあったからダメージを受けているというよりは、そのダメージは「常に」なのです。

ダメージを受け続けている日々の中では「スイッチを切り替える瞬間」がどうしても必要になります。自傷行為は、主にそのスイッチを切り替える目的で行われるのです。

飲酒は手段である

「依存構造の理解」で、私が真っ先に思い浮かべるのはこの部分です。

だからこそ、問題を個別化し、より「本質」にアクセスすることが大切であると思っています。

アディクションは、しんどいですし、何より邪魔なのです。人のポテンシャルを下げてしまいます。もったいない。

アディクションを形成する程、根深いことであると思います。ですが是非、時間を作って向き合っていきましょう。

アディクションによって「サバイブ」できている

アディクションによってサバイブしているイメージ

そのような「生き延びている生活」の中で、他人にアディクションについて指摘されることは、とてもしんどいものではないでしょうか。

健康的でないことくらい百も承知なのだと思います。

そんなことは重々承知の上で、今の毎日を選択しているということで、当然ながら「考えなし」に行っているのではありませんよね。

わかる(了解する)「体験」

感覚理解>知的理解

では、どうすればいいのか。

その問いに対して簡単に「コツ」や、まして「答え」なんて教えられません。

アディクションは大きな問題ですが、それだって「人の人生」のことを考えるのであれば、ただの今の状態に過ぎません。

しかしながら、アディクションに関してはわかった!(もうわからないことには戻れない)といった感覚的な「気づき」が肝であるし、強力だということだけは断言できます。

そっか~・・・とわかった後の自分自身の今後に少しでもビジョンが描ければ、付随してお酒も食事も変化します。

すべて、自分の体験。他人から教えてもらうことは「ヒント」に過ぎません。

そのような「体験」こそが、これからを変えます。

この先のことを全部自分で選択し、決定していく。それは大前提なのですから、だからこそ、一つひとつ納得感を持って取り組む必要があります。

私は、これらのことが個人の「心理的課題」であるということもまた、疑っていません。

最初から最後まで、自己決定

誰だって「自分で決めたい」

自分で決めた道を歩むイメージ

お酒はそれそのものが嗜好品ですし、お酒のある場、そこでの人間関係、あるいは思い出なども含めると、とても「自傷行為」として考えられないかもしれません。

しかしながら、

少しでも心当たりのある方は、自分自身のこと、心も身体も全部のことを、まるっと、じっくりと(自分の中の、まだよくわからない何かに)向き合う機会を設けてみて下さい。

自分で決めなきゃなりません。なんて、おかしな話です。

誰だって「自分で決めたい」のですよ。自分のこれからのことは。

だからこそ、「わかった」「ああ、そうか」が、あなどれないのです。

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この記事の著者

二井 大作
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