【断酒】アルコール依存の危険な状況を察知する?「H.A.L.T」・・・何が、どうなれば、何が無駄で、何が大切かetc…
カテゴリー:飲酒問題・アルコール依存
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アルコール依存「H.A.L.T」
アルコール依存の「H.A.L.T.」とは、空腹のとき、怒っているとき、孤独と感じたとき、疲れたとき、それらの「お酒に手を出しやすい状態」を表した略語です。
HUNGRY(ハングリー)お腹が空いているとお酒が飲みたくなる
お腹が空いているとお酒が飲みたくなる・・・
このことは、お酒を飲む時に、あまり食事をしなかった方に顕著かもしれません。
お酒をガソリンのように求めていた方は、食事のカロリーが邪魔に感じられたかもしれません。
「だから良い」と考えていた方もおられると思います。

あるいは、「お酒を脳・身体に効かせたい」と考えたなら、食事をすることで量が飲めなくなってしまうかもしれませんし、そのことを「お酒が不味くなる」という言い方をしている方もおられます。
空腹と飲酒は相性が良い。つまり、お酒を飲まないためには、空腹でない状況が望ましい。
だから腹を減らすな!、そう言われています。
ANGRY(アングリー)怒りが生じるとお酒が飲みたくなる

「イライラ」する気持ちと飲酒欲求は密接な関係がある。
アルコールに依存したら、怒りをマネジメントする必要がある・・・
処理のできない怒りは、飲酒へと繋がる、そう言われています。
LONELY(ロンリー)孤独を感じ、お酒が飲みたくなる
回復の道のりは孤独なものである。
回復は孤独ですし、その上、アルコールを使用する仲間とは付き合いを諦めなくてはならないと言われています。

孤独感から、再びアルコールに手を出してしまう。そう、言われています。
TIRED(タイヤード)疲れを感じ、お酒が飲みたくなる
疲れていると、お酒が飲みたくなる。
睡眠がうまく取れない時は疲れが溜まり、また、お酒なしでの生活で緊張感を感じると、それは疲労となって蓄積することがある・・・

疲れてエネルギーが不足すると、お酒の力を借りたくなる。そう、言われています。
[H.A.L.T.]も「引き金」(トリガー)のひとつ
飲酒欲求の「引き金」(トリガー)を避けよ!と言われます。
お酒が頭に浮かんでしまうこと、そのすべてが「引き金」と言われます。
引き金➡️思考➡️欲求➡️使用
ここは依存患者のい場合オートマティックなため、引き金に触れないことが安全であるという考え方です。
お酒にまつわる「習慣」や「道具」や「場所」なども引き金になり得るけれども、[H.A.L.T.](状況)も引き金になり得るということです。
アルコールに依存した自分は、ずっと「引き金」に近付かなければよい?
アルコールに依存したのだから、「引き金」に近付くような行動は一切禁止して、「断酒の道」を歩むのだ!
・・・その方の歩む道に、とやかく言うことなんて、とてもじゃないけれどできませんし、その方の決断に、私はただリスペクトするばかりです。
しかし、私がとにかく重要であると思うのは、それでその道に、「納得」できない方が確かに居るという事実です。
断酒云々以前の、「窮屈さ」 引き金が鋭敏になる?
納得できない方にとって、このことは、例えば「窮屈」であると思います。

お酒と上手く付き合えなかっただけで、窮屈な生活をずっと続けなければならない?
それは少し「大雑把」なように思われます。
何が、どうなればいいのか、何が無駄で、何が大切かetc…
そういったことが「人それぞれ」であるのに、生活(生き方)について、「正解」(引き金を避ける毎日)が呈示されている事実そのものに納得ができない方が、統計こそ取っていないものの大勢おられます。
あるいは何かを溜めて溜めて溜めて・・・
そのような状態だからこそ、ふと、「引き金に触れた時に暴発」してしまうのではないか?そのような「矛盾」を感じる方もおられます。
アルコール問題をオーダーメイドで解決させる
今は、引き金を避けて、回復を待つ時期だ!
・・・そう思われる方も、是非、回復を待たずに、回復を行って下さい。
引き金を避け続けることが、「窮屈」に感じられる方は、解決のために、ご自分のための解決策を考えましょう。
一度アルコールに依存した患者は、
引き金➡️思考➡️欲求➡️使用で、決まりなのだ。そうなのだ。
きっと、そこにも納得ができていないから、引き金を避け続けることにも抵抗を感じておられるのだと想像します。

「ご自身のアルコール依存」を考える「時間」を是非設けてみて下さい。
「教育」「更生」より、私がずっとずっと大切だと考える「自分の気持ち」の時間です。
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ふたついカウンセリングは回復のみを目的とするものではありません。
現在抱えるアルコールの関係する問題の変化、解決を目指すものです。
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