恥という、怖ろしい感情 逃げ去りたい/消え去りたい
カテゴリー:心理
「恥」という、どうしようもない?感情
抱いてはいけない感情、というものは存在しません。
感情そのままに「行動」をすることにはルールやモラルが関わってきますが、感情を抱くことそのものは自由です。
感情には意味があります。
恐怖を感じたのであれば、次は近付かないようにしようであるとか。喜びを感じたのであれば、次もまたこれを求めよう(頑張ろう)であるとか。
「罪悪感」にも、同じことを繰り返すまいと「決意」に繋げようとする意味があります。
・・・「恥」はその決意に至れば強力で、しかし至らなければ、重く自身にのし掛かってしまいます。
罪悪感よりも恥は強い

感情の強度を比較するというのも、おかしなように思われるかもしれませんが、
一般的に「恥」の感情は「罪悪感」よりも強いとされています。
何故なのか?
それは罪悪感は「自分が相手に」してしまったことに対して感じる感情であるため、「問題行動を改善しよう!」であるとか、前述した「同じことを繰り返すまい!」とした態度を比較的取りやすいとされます。
一方「恥」はというと、「相手(周囲)が自分を・・・」であるから、感じたところで罪悪感と違い、今から改善することもできなければ、繰り返すまい!と誓ったところで簡単に薄れる感情ではないため、言葉を選ばずに言うと逃げ場がなくなる。相手の気持ちは、変えられません。
ただ逃げ去りたい、消え去りたい。
そう思わせるのが「恥」です。
すべてをさらけ出す必要はあるのか?
すべてをさらけ出せば、「楽」になる。「楽」というワードが用いられることがあります。「楽」になるのでしょうか?
「生き恥さらすくらいなら死んだ方がマシだ」
そういう方もおられるかもしれません。人の感情からくる思考です。良い悪いは関係なく、その人の思考です。
それでも吐け!吐け!というのであれば、それが本人の耳にどう聞こえるかは想像ができると思います。
まず、不快感を取り除くことから

恥をどうしよう、それは本人の決定に委ねる他ないと思っています。
内に秘めて、それが熱量になる方もおられるかもしれませんし、あるいはさらけ出すことでカタルシスを得られる方もおられます。カタチなどどうでもよいと思っています。
先ほど、「さらけ出す」に疑問符を打ったのは、それが「善きこと」のように語られすぎていて、ただの「圧力」のように感じる方がおられるからです。
「さあ、すべてをさらけ出そうよ!」と言われたら、すべてを閉ざす方がいる。想像の難しいことではないと思います。
カウンセリングでは話したくないことは話さなくて構いません。
もちろん何を話しても、外部に漏れることはありませんが。
現在の在り方で、未処理な部分があまりに多いと私自身が感じる「恥」についての記事でした。
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