【本人/家族】アルコール依存の断酒 一方的な教育/提案/指導etc…ではなく「相談」 一般論は、もう十分?
カテゴリー:飲酒問題・アルコール依存と家族
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アルコール依存の本人と家族のための断酒 それは一方的な教育/提案?
本人は、とにかく断酒をしましょう。
・本人の状態を理解しましょう。
・あなた(家族)がアルコール依存を助長しているのです!
被害者意識、自己憐憫を捨てましょう。
・依存者本人の気持ちを知りましょう。
・子どもたちのために、断酒をしなければなりません。
・酒害者/酒害者家族は言い訳をしてはなりません。 etc…
このような「教育・指導/提案」がされます。

「そんなこと言われても・・・」 あるいは、そう思われるかもしれません。

そう思った方へは、
実際に、その方針で取り組んでいる方を参考にしましょう(自助グループに参加しましょう)。同じ立場の人に知恵を借りましょう。
そのような、(また?)「教育・指導/提案」が行われます。
アルコール依存は「家族を巻き込む」と言われながら、「被害者意識を捨てよ」などとも言われ、結局は自助を促されるわけですから、混乱してしまう家族がいて私はまったく不思議ではありません。
飲酒問題・アルコール依存で「酒害相談」のはずが「心理教育的治療」?
飲酒問題に関して「酒害相談」をされたことはございますでしょうか?
自助グループ(断酒会など)か、
ご家族の方であれば精神保健福祉センターで行われている「家族教室」などで相談ができます。

酒害相談をされたことがあるという方。
誤解を恐れずに申し上げますと・・・それは「相談」でしたか?
相談というのは、『相談を持ちかけた時点では、結果がどうなるのかは誰にもわからない』。
本来そういうものです。
しかし、依存症回復の基礎は「心理教育的治療」です。教育的、なんです。
そういう指針を国の精神保健が打ち出しているものですから、相談に対して責任感を持って対応してくれる方ほど指導的になる。そういったこともあります。
(平気平気そんなこと、ということは責任感のある方ほど言わないものです)。
相談を持ちかけたことがある方・・・それは相談ではなく「教育・指導/提案」ではなかったですか?
そして、相談をされたことがない方は、その教育を恐れている・・・という側面がある方もおられるのではないでしょうか?
アルコール依存に関する知識は現在、簡単に手に入れることができる 相談するということはつまり・・・
教育といっても・・・
飲酒問題・アルコール依存の情報は、現在では簡単に手に入れることができます。
説明会に行ったところで

「ここだけの話・・・」「実はこういうカラクリなんだ・・・」「●●になった理由ってね、・・・」
そんな裏技が聞けるわけでもありません。
またSNSで、現在悩まれる方の体験談を聞く方もおられるでしょう。
匿名にて、サイトでご自身の(ご家族のことについての)質問を投稿したかもしれません。
その上で、相談をした(しよう)ということは、それでは解決できなかったのだから、
アルコール依存だと、こうなるから、こうしましょう!
・・・そういった一般論が聞きたいわけではないのではありませんか?
アルコール依存については誰よりも知っているけれど、「あなた(達)のことは何も知らない」
今何が起きていて、何を問題としていて、何が邪魔して、何が障害で、あなたにはあなたの都合があって、立場があって、言い分があって、ご家族はご家族でまた違う態度で・・・
結局それを「なんとかしたくて」、それが「なんとかなった」にするためには、当然その「心理」を大切にしなければならないと考えます。
何故なら、「何がどうなればいいのか?」
それすら人それぞれなのですから。
まだ、真っ新(まっさら)な状態で、つまりは何を話して戴いても構いません。
色んな事情があると思います。それを踏まえて、きっと何かお手伝いができるはずです。
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ふたついカウンセリングは回復のみを目的とするものではありません。
現在抱えるアルコールの関係する問題の変化、解決を目指すものです。
じっと辛さに耐えておられる方、また家族の方、是非ご相談下さい。
どのような内容のことでも、親身にお伺いします。
ニックネームでも『問い合わせ・予約』が可能です。

